塗装の検査に通ったときに達成感を感じる
私が主に手掛けている仕事は、新設する鋼橋(鉄製の橋)を製作する工場内での塗装工事です。塗装と言っても皆さんが想像する様な一般的なものではなく、重防食塗装という厳しい環境下でも長期間にわたり錆を防ぎ、美観を保つ塗装で仕上げます。非常に高度な知識と技術が求められる塗装方法です。 橋はブロック単位で製作され、部材によって大きさは変わりますが、大体ブロック1つが長さ10m・高さ3m程とかなり大きなサイズになります。 それを複数台・ロット単位で配置し、数人がかりで塗装していきます。 塗装を行う際にはエアレスという専用のスプレー機械を用い、それぞれ役割の違う塗料を複数層塗り重ねます。1層毎に塗装が完了したら決められた乾燥期間を置き、出来栄えを確認して次の層へと移ります。また塗装の厚さも1層毎に決められており、一番薄い層は1000分の25mmという非常にシビアな厚さで管理します。 1層毎に自主検査を実施し、最終層完了後はお客様の検査を受けます。厚さや美観を確認し、出来が悪い場合は手直しをして再検査になるので凄く緊張感があります。逆にすんなりと検査が通った時にはひと安心します。その時は何とも言えない達成感と、仕事へのやりがいを感じますね。
技術を磨けば磨くほど、貴重な存在になれる職種
仕事をする上で心がけていることは、やはり段取りよく進めることです。朝行ったときに「今日は何をしよう」ではなくて、前の日に次の日の段取りをしておき、必要なものがあれば前もって準備しておきます。そうすれば、朝行ったときにすぐに作業に取りかかれますからね。 私も仕事を始めた頃は何もわからなかったので、先輩が作業をしているのを見たり、わからないことを聞いたりしながら覚えていきました。先輩から「これをやって」と言われるので、やりながら覚えていくという形です。 塗装工として一人前になるのには、だいたい3年ぐらいかかります。技術は磨けば磨くほど高まるので、年数を重ねるほど貴重な存在になっていくと思いますよ。 技術をしっかりと身に付けると、班長や副班長といった役職に就くこともできます。私は2年前から塗装班の班長をしているので、先頭に立つ人間として責任感も出てきました。班のメンバーが何でも言い合えるような、明るく自由な雰囲気の職場をつくりたいと思っています。
がんばった分の評価が給与にも反映される
班のメンバーは9人で、30代が中心です。職場はいつも和気あいあいとしていて、コロナ禍に入る前は皆でよく飲みにも行きました。 南グループはベトナム人技能実習生の受け入れに積極的なので、うちの班にもベトナム人がいますが、皆言葉の壁を越えてとても楽しくやっていますよ。外国人だからといって、孤立することはまったくありません。やっぱり職場の雰囲気がいいのが、仕事をしていて一番嬉しいですね。 この会社の魅力の一つは、がんばったらがんばっただけの評価がもらえる点だと思います。その辺は上司がよく見てくれていて、給与面にもちゃんと反映されます。だからモチベーションを高く持って働くことができるのだと思います。 当社への就職を考えている方の中には、「現場作業が大変なのでは?」と思っている人もいるかもしれません。たしかに1年間の中には仕事の波があって、忙しい時期は大変なときもあります。 でも、日々の作業自体は身体が慣れるので、皆と一緒に問題なく仕事ができると思います。のびのびとした職場なので、興味がある人はぜひ私たちと一緒に働きましょう。